うんこブログ

名前は言う気はない。

なぜこのタイトルでブログを書き始めたかというと「夏目漱石がうんこを漏らした」という記事を今しがた読んでいたからだ。

夏目漱石がうんこを漏らしたということまでも赤裸々に活字に残していたということに衝撃を受ける。うんこ漏らしという、普通であれば墓までもっていきたいような事実でさえ文学として成り立たせてしまう夏目漱石は立派だと思う。

俺が大學生の時、大學から歸つて來る途中どうにも我慢が出來なくなつて
たうとうねずみ坂の途中で洋服を著たままで垂れちゃつた。
さうしてねずみ坂を降りて家へ歸つたら靴の中に一杯は入つてゐたには閉口した。」

(『新輯内田百間全集第九巻(福武書店刊)』の「百鬼園夜話(369頁)」)

この短い文章の中に5W1Hを交えてしっかりとした説明をおりまぜつつ、ちゃんとオチまでつけているのはさすが文豪である。

ということで、このブログではそういった赤裸々なことまでもオープンに書いていければ面白いと思う。

 

 

と、ここまで書いていて調べてみて分かったのだが上記の本は内田百閒という夏目漱石の弟子の本だそうだ。

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上の文章はつまり、「うちの師匠、うんこもらしたゆーてましたで」という内部リークなのである。

自分の師匠である文豪のうんこをネタに文章を書いてしまう当たり、今の時代のブロガーという人種に似たマインドを持った人物なのかもしれない。

恐るべし内田百閒。